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釣果報告  24回
釣行日 : 2001年09月06日(木) 釣行時間 : 05:00〜11:30
天 気 : 曇りのち雨
場所: 野島堤防 潮回り: 大潮
釣 果: 42cm
エサ : タンクガニ
釣 行 記
第一回黒房大会
黒鯛工房ヘチ釣り選手権関東第一回大会


待ちに待った、黒鯛工房ヘチ釣り選手権である。
前日よりなぜかソワソワして眠れない・・・・早くも午前一時には村本へ到着。
駐車場も混んでしまうから、車泊すればよいかと太平でミニタンクを購入し、行ってみたところすでに駐車場は、満杯。僕より上手が居るようで・・・びっくりだ。
そうとうみんな気合いが入っていると見える。しかたなく近所のコンビニで車泊する。


いざ目が覚めて村本に行くと、もうすでに人人でごった返しているではないか。それも、猛者ばかりのヘチ師達である。
「あっ山下さんだ!米山名人だ!田中会長だ!湯浅会長だ!・・・・」もう有名どころが目白押しである。
フィールドテスターがいて、東京湾黒鯛研究会の方々、野島海津クラブの方々、
こんな方々と釣りできるなんて嬉しいやら、もうこの時点で、びくびくである。
そんなところへチームメイトであるウメさん登場。少し安心する。
受付を済ませて、2艘の船でヘチ師達をのせて堤防へ。総勢100名を超えるスゴ者達である。あのブルーの出で立ちの『銀遊会』の面々も揃い踏み、気合いが入っているようだ。『飛び込め釣り仲間』のyoshiさんもいらっしゃる。
海の状態は、もの凄く激しく波打っている。手前のドックなどは、ほとんど海水に浸かっている状態だ。これは、中廊下も同じ。青灯は、垂直に波を受けてバシャバシャしている。天候は、雨が降ったり止んだり。
ウメさんと相談し、と言うか決めてもらって、青灯の別荘へ。
青灯には、山下名人、米山名人がいるではないか。ドキドキである。
ここで僕は決めた。
ストーカーをやる。徹底して、米山名人をマークしよう!ビデオではさんざん見ているけれど、間近に見られる機会はそんなに無いのでストーカーに徹してみよう。と決めたのである。
ウメさんにその事を伝え、いざ開始。


今日のタックルは、u1roの竿を拝借してきた。黒鯛工房のヘチ3.1mだ。
道糸は、蛍光ラインの3号。ハリスは、Gマックス1.7号。

ほぼ最初の2時間は、釣りをしている振りをして米山名人を観察。徹底的に観察させていただいた。
最高の教科書を生で見られる幸せは、何ものにも代え難い喜びです。
「あ〜ビデオで見たとおりだ!」「あ〜やるのか!」ほぼミーハー状態。
実践したくなり、見よう見まねでストーカーをしつつ、釣り始めた。

僕の悪いところと言うか良いところといおうか、集中し始めるともう周りが見えなくなってしまうことだ。
すっかり名人のことを忘れて、釣りに没頭し始めてしまった。
「こうすればどうだろう?」「確か名人は、こうしていたな。じゃ〜こうしてみよう!」等。
他の方がヘチを狙って落としているのをよそ目に、前にうちながら引き寄せてヘチの中層からそこまで落としていくように狙ってやってみた。「この方が効率的ではないだろうか?」とかとか思いつつ・・・
いつもの試行錯誤である。

丁度満潮の頃、アタリが出だしたのである。以前から工夫してきた仕掛けが、生きてきた。
明確なアタリ。が、僕の下手さで、すっぽ抜けたり、アワセが合わなかったりが数回。
そうこうしている間に、青灯の看板先で、糸ふけがふわっと「止まった」。
いつものように、少し聞いてみる。確実な生命反応。すかさず合わせる。
「乗った!!!!」
u1roから拝借してきた黒鯛工房の3.1mが、見事にしなる。「ちょっと柔らかいな、でもこれぐらいが釣り味的には良いのかな」「せっかく釣れたんだから、もうちょっとこのまま引きを楽しみたいな」等、自分でも不思議に冷静になっている。
「こんなに波が荒いのに、ちゃんと止まるアタリが出たな」「これは、今後の貴重な体験だ」
「タナは、一ヒロ半だ」「もうそろそろ上げて、タモに入れよう!」「あっ、隣でぽーさんが見ている」
とか思いつつ釣り上げた。
上がったのは、結構良い型であった。僕の持っているメジャーでだいたい43cmぐらい。
堤防が、波を被っているのでストリンガーをうまく付けられなくて苦労した。


その後、周りが釣れていないのを知っていたので、ちょっと気が抜けてしまい・・・
急にのんびりモード。
それではいけないと思い、気を引き締め直してストーカーに徹した。
名人の動きを今度こそ、目に焼き付けようと。

途中ウメさんが、新堤へ渡る。僕も渡ろうと思ったが、ストーカーの方が楽しそうなので、やっぱり残ることにした。でも、あまりにも長い時間つきまとうのも悪いと思い、四畳半移動。
潮も引いてきてかなり釣りやすい状態になってきた。が、だいたいそこまで。
途中、何回かアタリらしきことがあったが、フグかもしれないし、わからなかった。
それ以上の進展はなかった。



終了の合図があり、皆が集まってきた。
釣れた黒鯛は、何と僕のを入れて3枚のみ。自動的に入賞した。2位である。
これだけの猛者が集まっていて、3枚とは・・・どうも今年はおかしい。
まぁ〜準優勝だし、嬉しい限りであった。
これでチーム「ウメタロウ」は、7月の日刊スポーツの大会でウメさんが優勝し、今回準優勝。
ウメさんの足を引っ張らないようにと思っていたので、少しは楽になった。
測る田中会長

終了後は、計量をして放流した。
タグを撃って、放流してまたで会うことを楽しみに逃がしてあげるのだ。
備   考
船から上がり、近くの公民館で田中名誉会長が、黒鯛稚魚放流のお話があった。
一匹放流するのに、100円かかるそうである。僕が釣った黒鯛もその内の一つかもしれない。
黒鯛の行動パターンを説明して頂いたりと、黒鯛の生態研究の一役をになっているのである。
東京湾黒鯛研究会の努力がうかがえます。
詳しくは、
「堤防黒鯛釣りプロジェクト」主宰 石田 浩(野島防波堤海津クラブ/東京湾黒鯛研究会所属)
主催の『堤防の黒鯛釣り』を見てください。
また、メーカー主催でありながら、「稚魚放流のために」募金を集めたり、オークション形式にして、少しでも放流のことを考えるメーカーの姿勢も立派だと思いました。(商品もらったから言うのではありません)

チーム「ウメタロウ」。 チーム「ウメタロウ」 チーム「ウメタロウ」
受賞風景
スカイパーフェクトTVの取材あり、雑誌の取材ありでありました。
準優勝の僕等も、マイクを持たされ一言しゃべった。
恥ずかしがりなので、かなり緊張したのは言うまでもない。

立派なカップを頂いた。
おまけにこれも立派な黒鯛工房の、中通し竿を頂いちゃいました。
他にもいろいろ。

入賞すると良いことあるみたいです。
受賞風景
写真提供は、yoshiさんとウメさん。有り難うございました。

ここで、日頃釣りばかりしている僕を、優しく許してくれる妻に、感謝します。ありがとう。
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